多病化社会の医療を救う新たな検査法「GLEIA」
新たな感染症や高齢化に伴う生活習慣病の増加など、私たちはいままでにない疾病の脅威の中にいます。この脅威に対抗するためには、なにより迅速な検査=臨床現場即時検査(POCT ※)による疾病の早期発見と、さらに病状の管理が重要です。
当社独自の電気化学免疫測定法「GLEIA」が、このように生きる私たちの健康な生活活動に大きなアドバンテージをもたらします。「GLEIA」により大型検査機の高感度を備えているだけでなく検査の簡便性をももたらす、まったく新しいPOCT製品の実現が可能です。そして「いつでも・だれでも・どこでも医療グレードの迅速検査」を享受できるようになります。この世界こそ、私たちが目指しているものなのです。
※POCT=被検者の傍らで医療従事者が行う検査であり、検査時間の短縮および被検者が検査を身近に感ずるという利点を活かし、迅速かつ適切な診療・看護・疾患の予防、健康増進等に寄与し、ひいては医療の質を、被験者のQOL(Quality of life)に資する検査である。 『POCTガイドライン(日本臨床検査自動化学会)』より
「GLEIA」がもたらす未来の健康社会
当社独自の「GLEIA」の応用範囲は、臨床現場だけでなく、施設や在宅における慢性疾患の疾病管理、災害現場等における緊急検査、街中や食品加工場における衛生管理、空港等の交通要所における感染症の水際対策など、きわめて多岐に及びます。
また、これらのデータをクラウド上に集積することで、医療グレードのデータに基づくPHR・疫学情報を拡充し、個々人の健康状態の底上げや公衆衛生的アプローチの最適化が可能となります。こうした情報の集積・結合によって、医療の質と効率性を高める「ヘルスケアエコシステム」の拡充にも寄与できるようになります。
※イムノセンスの目指す医療の形についての説明動画はこちら
誰もが安心できる健康社会に向けて
当社では、これまでの出資で得た資金を用いて実働試作機の開発を完了し、臨床機関と共同で実働試作機を用いたデータ収集を行っています。現在はこれらのデータを基に更なる構造の最適化を進め、量産を想定したセンサ及び測定器の設計・試作に着手しています。
こうした実働試作機の評価をもとに量産設計・試作を実施し、2022年中の薬機認可取得・上市を目指し活動中です。